



kumiko
組子のトレイ
美しさと機能を兼ねそなえた山形建具。発祥は明治にさかのぼります。杉や檜を素材に、山形の風土や暮らしに合わせて変化を重ねてきました。「組子(くみこ)」は細かく切り出した木片を、釘を使わずに組んでいく手細工。レースのように繊細な模様の多くは、江戸時代に生まれました。これらには、魔除けや健康祈願、縁起などの願いが込められています。つくりて「石山大原建具製作所」石山孝次郎さんは全国伝統建具技術保存会の幹事等も勤める、現代の名工。京都西本願寺など重要文化財の修復にも携わってきました。開発したのは金山町産の金山杉を素材とした「三重菱(さんじゅうびし)」がモチーフのトレイ。生命力が強い水生植物のヒシの形が元になった、無病息災を願う文様です。
〈洗う際〉
※洗剤やスポンジ・たわしなどを使わずに、手で水のみで洗うことをおすすめします。
水洗いを何度が繰り返しているうちに、色が変わってくることがありますが品質に問題はないです。
つくりて / 石山大原建具製作所(山形市)
寸法 / W200.D110.H5(mm)
素材 / 金山杉